文政五年創業 鰻と割烹 ~だいかんろう~
定番の鰻重は、関東風の裂き方で背開きにした鰻に串を打って白焼きにし、十五分ほど蒸してタレで焼いて仕上げます。 鰻まぶしは、蒸さずにじっくりと焼き上げます。時間をかけてゆっくり焼くことで余分な脂が表面に流れ、唐揚げ状態に。それによって食感が違うのです。 坂東太郎はこだわりぬかれたエサと環境で育った最高級の養殖鰻。注文が入ってから裂きますのでお時間がかかりますが職人冥利に尽きる仕事ができます。
仙台における鰻蒲焼の元祖と賞される大観楼祖・遠藤屋忠蔵は、文政五年(一八二二)、伊達家十一代藩主斎義公より、鰻業元締を拝命。爾来、城下での鰻屋開業を世する傍ら鰻割烹の技を磨き、多くの食道楽をうならせました。明治二年に、遠藤屋は片平丁に移転。そこは対岸に青葉城を望む景勝の地であったことから屋号を「大観楼」と改め、今日に続いています。 戦後、区画整理のために現在地に移転、伝統の技に新たなこだわりを加え、本格派の味を、お届けしております。
一、食材は全て使い切ります。一、塗物の器や、お箸を使用することで使い捨てを減らします。一、二酸化炭素排出を減らす為、運搬距離の短い国産品を使います。一、契約農家から仕入れた野菜を使います。一、日本の心・伝統を守ります。